卒業生紹介

出身大学
日本社会事業大学 社会福祉学部 福祉援助学科 介護福祉コース卒業

仕事
特別養護老人ホームにて6年間介護職として勤務。フロア副主任。その後、介護福祉コースのある大学で実習助手を2年務める。出産を控え現在は専業主婦。

今、思うこと
特養ホームに入居している多くの方にとってはホームが人生最期の住み家となります。誰にいつなにがあっても、そのお年寄りもその家族も私自身も後悔はしないように日々援助したいと思いながらも、限られた人手と環境では思うようにできないこともあり、ジレンマを感じたこともありました。そんな時は、みんなと一緒に介護にあたることで乗り越えていました。介護の現場を一度離れたことで、介護という仕事について色々と振り返ることができましたが、結局一番思い出すのは、お年寄りは優しかったな、やっぱり介護の仕事は楽しかったな、ということです。

高校生へのメッセージ
4年制大学では、社会や社会福祉というより広い視点を持ちながら介護の勉強をすることができます。長期の休みがありますし、自分のやってみたいことをやってみる時間があります。介護は自分ではない誰かの生活を支える仕事ですから、より広い視点で人を想うことが大切になってきます。どんな経験も無駄にはなりません。また、介護実習を4年間の中で段階を踏んで実施するので、消化し振り返りながら進むことができます。介護と一口に言っても、高齢者、障がい者、施設、在宅、福祉機器、住居、デザイン…と様々なアプローチがありますので、ゆっくり自分の関心を探してみても良いのではないのでしょうか。将来の自分の仕事を考えるには、迷い、決定する時間が必要です。「やっぱり自分はこの仕事をしてみたい」と決めた人は、どんな仕事に就いても強く、いきいき働けると思います。