月別: 2010年7月

  • 2010介護福祉士養成大学連絡協議会総会・ブロック交流会・シンポジウム報告

    「7月24日(土)介護福祉士養成大学連絡協議会総会は、北海道から鹿児島まで全国各地から、介護福祉士養成課程がある34大学から大学教員45人の参加でした。ご多忙の先生方に、酷暑の中、ご参加いただきましたことに御礼申し上げます。会員管理を中心とした事務代行業務をワールドプランニングに委託することが決まりました。また、任期満了による新理事を選任いたしましたのでご報告いたします。シンポジウム「四年制大学における介護福祉士養成の意義とあり方を考える」では、是枝祥子先生(大妻女子大学 教授)、森山千賀子先生(白梅学園大学 准教授)、鷲山浩章さん(社会福祉法人すぎのこ・あいうぃ・生活サポートセンター)がシンポジストとなり、高野龍昭先生(東洋大学 専任講師)をコーディネーターとして有意義なシンポジウムとなりました。詳細は追ってご報告いたします。」

  • 介護福祉士養成大学における人材育成のあり方について(要望)

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    1.4年制大学で介護福祉士養成教育を受け介護福祉士となった人が、専門性の高い人材として社会で評価され、活躍できるようなしくみ・位置づけについて検討していただきたい。
    介護福祉士になるには多様なルートがある。その中に、4年制大学で介護福祉学を自分の専門として学ぼうとする若い人がいる。意欲を持って入学し、4年間の大学における介護福祉教育で学んだ伸びしろのある介護福祉士のリーダー候補生である。介護現場では、介護のあるべき姿を自らの中に描き、現場で判断し、導くリーダーが求められている。4年制大学で介護福祉士養成教育を受けた介護福祉士が、専門性の高い人材として社会で評価され、活躍できるようなしくみ・位置づけを検討していただきたい。 具体的には、専門介護福祉士制度を検討する際は、4年制大学における介護福祉士養成教育を視野において検討していただきたい。 介護現場における喫緊の課題として慢性的な人手不足が挙げられています。この課題を解消するためには、介護職の社会的評価を高め、魅力ある「職」として確立することが求められていることは言うまでもありません。具体的には、介護の職場環境の改善として、賃金の改善に加えて、人事管理、リスクマネジメント、介護サービスの質の均質化などの組織的マネジメント機能が求められています。また、キャリア形成のために、介護現場における組織的な教育体制やスーパービジョン体制の確立が必要になります。これらの課題を達成するためにこそ専門介護福祉士の創設が不可欠です。 これらの機能を有する専門介護福祉士としての専門教育は、大学における4年間の就学期間が必要であり、さらに多様な専門分野が存在している大学においてこそ、専門介護福祉士の教育が可能になるものと考えます。 以上、喫緊の課題を解決し、介護のサービスの質を高め、社会的に多様化し、高度化するニーズにこたえるために、専門介護福祉士教育の場として4年制大学における介護福祉士教育を位置付けていただきたい。
    2.介護教員研修会・介護教員要件を見直し、4年制大学で介護福祉士養成教育を受け介護福祉士となった人が、介護福祉の教育研究を担う次世代の人材育成につながるようにしていただきたい。
    介護教員には、厚生労働省から、介護福祉士資格と5年の経験が求められます。また、文部科学省下にある、短期大学や大学で介護教員として採用されるためには、研究業績が求められます。さらに、採用前に、介護教員講習会を終了していなければならないことになりました。介護教員講習会は、博士の学位を取得している人であっても免除されないという現状があります。( 平成15年以降の博士取得については免除されません)。 資格取得、現場経験5年、大学院修了、研究業績、に加えて介護教員講習会となると、介護教員は遠い道のりです。4年制大学の介護福祉士養成教育を受け介護福祉士となった人が介護福祉教育に従事できるしくみ、介護福祉大学院で学び研究に導かれるしくみが必要です。 4年制大学の介護福祉士養成教育を受け介護福祉士となった人が、介護福祉士養成施設の教員になり、大学教員として戻ってこられるように、循環する道をつくっていくことが、日本の介護福祉を導くはずです。介護教員研修会や介護教員要件の見直しをお願いいたします。 (ちなみに、大卒看護師は、大学で教育を受け教育に関する科目を履修していれば、看護教員講習会を受講しなくてもよい、実務経験3年でよい、となっています。看護師だけでなく、保健師も助産師も、教員要件は、そのように改訂されました。介護福祉士も同様にしていただきたい。)
    3.介護福祉専門職の労働条件を整え、魅力ある職域となるように推進していただきたい。
    高校生が進路を考える際、介護の道にすすもうとしても、親や高校教員がひきとめる傾向があるという話を聞きます。介護福祉を志す若い人が増えるように、4年制大学で介護福祉士養成教育を受け介護福祉士となった人が、卒業後、生きがいをもって介護福祉士として働き続けられるように、社会的に魅力ある職域として認知されるような政策を推進していただきたい。  資料ダウンロードはこちらへ
    「介護福祉士養成大学における人材育成のあり方についての要望に関する調査」報告/宮 内 寿 彦(十文字学園女子大学)

  • 介護福祉士養成大学連絡協議会・公開シンポジウム

    介護福祉士養成大学連絡協議会・公開シンポジウム 四年制大学における介護福祉士養成の意義とあり方を考える 介護福祉士を養成する四年制大学は60を超えている。その一方、ここ数年、介護福祉士養成の短期大学・専門学校は減少傾向にある。相対的に大学での介護福祉士を養成することの重要性は増したと言える。しかし、そこでの人材養成・教育(あるいは研究)のあり方についての議論はこれまで十分とは言えない。大学で介護福祉士養成する意義とは何なのであろうか。このシンポジウムで、複数の大学教員・卒業生・介護実践現場のそれぞれの立場からの発言を聴き、これからの介護福祉士に求められる専門性と養成教育のあり方を大いに議論したいと思う。 【日時】2010年7月24日(土)14:00~16:00【会場】東洋大学 白山キャンパス【参加費】会員無料(非会員 2000円)

  • 2010(平成22)年度総会

    開催要項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【日時】 2010(平成22)年7月24日(土)午前11時~午後4時 【場所】 東洋大学白山キャンパス 6号館 6313教室 他 東京都文京区白山5-28-20  (都営地下鉄三田線白山駅もしくは東京メトロ南北線本駒込駅下車) 【日程】 10:30-11:00 受付(6313教室) 11:00-12:30 ブロック交流会(昼食込み) (6407・6408・6409教室) 12:30-13:00 休憩 13:00-13:50 介護福祉士養成大学連絡協議会 2010(平成22)年度総会(6313教室) 13:50-14:00 休憩 14:00-16:00 公開シンポジウム(6313教室) テーマ『四年制大学における介護福祉士養成の意義とあり方を考える』 ■シンポジスト 大学教員の立場から:是枝 祥子 氏(大妻女子大学 教授) 大学教員の立場から:森山 千賀子 氏(白梅学園大学 准教授) 卒業生・現場実践者の立場から:鷲山 浩章 氏 (社会福祉法人 すぎのこあいうぃ・生活サポートセンター) コーディネーター:高 野 龍 昭 氏 (東洋大学 専任講師) 16:00 閉会 【参加費】 会員:無料(非会員:2000円) 昼食弁当・飲み物代金 1000円 (全日程参加の会員については、昼食と飲み物をご用意いたしますので、代金をお支払いください。午後、総会/シンポジウムのみ出席の方については、何も準備いたしませんのでご了解ください。) 【参加申し込み・問い合わせ先】 ・申し込みについてはメールしてください。申込締切日は7月20日(火)とします。 ・送信先:高野龍昭(東洋大学)  メール  takano-t@toyonet.toyo.ac.jp  FAX 048-468-6652 (研究室直通) お問い合わせについても、高野龍昭にメールまたはFAXでご連絡ください。