2023年度 情報交換会のご案内
介護福祉士養成大学で行われているGood Practice(教育実践事例)収集 のお願い
四年制介護福祉士養成大学でそれぞれの先生方が行っていっらしゃる「教育」・「とりくみ」内容をご入力ください。Good Practice(教育実践事例)を集めて、見える化をめざしています。介護福祉養成大学の教育のすばらしさを社会に発信したいと考えています。四年制大学ならではの教育実践事例を見える化し、わかちあい、学び合うひとときにしたいと思います。多くのGood Practice事例が集まることを期待しています。
https://forms.gle/yTzvqtsc8Ak12gR98
7月14日までにご記入いただいた事例については、7月22日にExcelにまとめて会員にお示しします。
記入例(ここでは例示なので匿名化しましたが、7月22日は、大学名やご記入いただいた先生のお名前を明示します。補足を説明していただき、情報交換、学びあいをいたしましょう)
Good Practiceにタイトルをつけると? | Good Practiceの内容概要 |
介護実習 4年間、毎学年に、4つの積み上げる実習プログラム |
1年次・秋学期 介護福祉実習Ⅰ(計10日間)小規模多機能(2日)+通所介護もしくは認知症GH(8日) 2年次・秋学期 介護福祉実習Ⅱ(計18日間) 特別養護老人ホーム 3年次・春学期 介護福祉実習Ⅲ(計18日間)障害者支援施設 4年次・春学期 介護福祉実習Ⅳ(計12日間)訪問介護もしくは居宅介護 ※4学年毎年実習があり、実習を積み上げる。学生全員を5つの異なる種別領域で実習配属。 ※介護過程の展開実習を繰り返し、重ねていくことで、利用者を中心とした介護計画立案の視点やアセスメントの方法、目標や計画の書き方、実践アプローチを自分のものにしていくことができる。 |
介護過程 卵焼きからはじめる介護過程(料理レシピと個別介護計画の違いは何か) |
1 学生に、「あなたは卵焼きを調理するときに、何の調味料を入れますか?」を問い、味つけの好みがそれぞれあることを実感。
2 卵焼きのレシピを書いてもらう。料理レシピには材料・使用する道具。文量・手順・留意事項が書かれる。 3 事例Aさんを提示(昔料理が得意 立位不安定 デイサービスでちぎり絵得意) 4 Aさんの生活機能はどうやれば高まり、卵焼きをつくれるようになるか意見交換 5 Aさんが卵焼きをつくれるように、介護計画を書く時間をとる。例を示す。 6 料理のレシピと介護計画は違う。何が違うのか意見交換。 7 レシピと介護計画の違いについて解説し、学生の理解を促進する。 ★介護計画には、“人” が登場します。介護職がやる(実践する)ことを書くだけでは、介護計画にはなりません。介護計画は、“本人”を巻き込んで書きます。本人ができることは本人がやり続けることができるように、・・・(本人)、・・・・(いっしょに)・・・・(介護職)というように、誰が何をおこなうのかを明確にします。どのような状態像の人かによって、介護計画の内容が変わります。 |
認知症の理解 IPE(Inter professional Education)で学ぶ認知症の理解 |
「認知症の理解Ⅱ」の科目は1~4年で開講し、専門領域の違う介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士の資格取得を目指す学生たちが共に学びます。
認知症の中核症状やBPSDを題材とした事例に対してグループディスカッションを行います。学年も専門領域も異なる学生同士がチームを組み、利用者に質の高いケアサービスを提供することを目指し、互いの専門性や責務、連携の重要性について学び合います。 はじめは学生同士、コミュニケーションをとることに戸惑っている様子も見られますが、事例についての共通理解を図る過程で、根拠を尋ね合いながらそれぞれの専門性について学ぶことができていました。 また、1年~4年で学年をまたぐため、実習経験の不足や、専門知識の不足からチームメンバーの意見について戸惑いもあるようですが、互いに丁寧に聴き合うことを通じてその困難も解消しています。 【認知症の理解】の科目を通して、専門分野を超えたチームケア教育も展開しています。 |