介護福祉士養成大学連絡協議会発足

介護福祉士養成大学連絡協議会 会長挨拶

介護福祉士養成大学連絡協議会 第10期会長挨拶

第10期会長挨拶
 この度、第10期介護福祉士養成大学連絡協議会の会長を拝命いたしました。
 介護福祉士養成大学連絡協議会は、4年制大学における介護福祉教育の充実を図り、教育上の情報交換、知識の普及、そして時代の要請に応える大学教育のあり方を探求することを目的として、これまで活動を積み重ねてまいりました。歴代会長ならびに会員大学の先生方のご尽力により、本協議会は、介護福祉士養成教育の発展に重要な役割を果たしてきました。さらに、今期、第10期において、本協議会は設立20周年という節目を迎えます。これまでの歩みを大切に受け継ぎながら、20周年を新たな発展への契機として、会員の皆様とともに次の時代に向けた活動を進めてまいりたいと考えております。
 現在、介護業界を取り巻く状況は決して容易ではありません。介護人材の不足、学生募集の厳しさ、地域における支援ニーズの多様化など、私たちが直面する課題はますます大きくなっています。一方で、介護は日本社会にとって不可欠な専門領域であり、さらに世界的にも高齢化が進む中で、介護福祉の専門性に対する国際的なニーズは一層高まっています。厳しい状況の中にあるからこそ、介護福祉には大きな希望と可能性があると考えています。
 また、介護の現場では、テクノロジーの活用、ICT・AI・ロボット等との協働、多職種連携、地域包括ケアの深化など、新たな実践力が求められています。日本や世界の介護が直面する課題に応えるためには、人の尊厳と生活を支える介護福祉の専門性を基盤としながら、社会の変化や技術革新に柔軟に対応できる人材の養成が必要です。その意味において、4年制大学で学び、幅広い教養、研究的視点、実践力、リーダーシップを備えた介護福祉士を養成する意義は、これまで以上に高まっていると考えます。
 介護分野には、今後ますます多様な人材が参入していくことが期待されます。その中で、4年制大学で養成された介護福祉士には、実践現場を支える専門職としてだけでなく、教育、研究、マネジメント、地域づくり、国際的な介護福祉の発展に貢献する人材としての役割が期待されています。本協議会としても、介護福祉士養成大学の学びの価値を社会に発信し、会員大学相互の連携を深めながら、次代の介護福祉教育の発展に取り組んでまいります。
 厳しい時代であるからこそ、本協議会の会員が力を合わせ、学び合い、支え合いながら、介護福祉士養成大学のさらなる発展を目指していくことが重要です。会員の皆様とともに、本協議会の活動をより一層充実させていきたいと考えております。

 皆様のご支援とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2026(令和8)年7月18日
介護福祉士養成大学連絡協議会 会長 古川 和稔